豚革ができるまで

□豚革の特徴

豚革は、軽く、肌は摩擦に強いです。他の皮革と最も異なる特徴は、毛穴に3つの穴があり、貫通していて、豚革は呼吸をしています。吸湿性、放出性、乾燥性があり、通気性に優れています。墨田は皮革の加工業者が多く、加工のレイヤーで、表情豊かな豚革を多く生産されています。

東京産豚革は、おしゃれで、天然の機能で、くらしを豊かにします。

 

□皮から革へ

生皮はそのままでは腐ってしまうので「なめし」を施すことによって、腐らず加工しやすくしたものが革です。

革ができるまでは、準備工程→なめし工程→再なめし・染色・加脂工程→仕上げ工程があります。

[準備工程]

原皮から毛、表皮、脂肪、コラーゲン以外のタンパク質などの革に不要な成分除去する工程

[なめし工程]

皮中のコラーゲン繊維となめし剤とを結合させて、革特有の耐久性をもたせる工程で。クロームなめし、植物タンニンなめしがある。

[再なめし・染色・加脂工程]

染料で色を染め、加脂で柔軟性を持たせます。

[仕上げ工程]

 革の外観を整え、物理的な耐久性をもたせます。仕上げ方法は多種多様です。

生き物が原料だから、個体差があり、体の部位によっても皮の厚さや強さが変わってきます。品質を安定させるために、熟練職人による高い技術が必要になります。

 

□なめしについて

[クロムなめし]

広く自然界に存在し安全な三価クロムを用いたなめし方法。製造期間が短く、コスト面で優れています。柔軟性、弾力性、耐熱性、染色性にも優れています。

タンニンや他の鞣製剤と組み合わせて使用されることもあります。(コンビなめし)

[植物タンニンなめし]

植物の樹皮、葉等から抽出したタンニン(渋)でなめす方法。

コシのある触り心地で、伸びが小さく、可塑性に富みます。

使い込むうちにエイジング(色が濃くなり、光沢に深みがでる経年変化)が起こるのが特長です。

さまざまな豚革素材を以下よりご紹介しています。